『返事はいらない』で荒井由実が世に出た1972年夏の想い出
芸能 | 2021.07.10 |
♪この手紙が
届くころには
ここにいないかも
しれない
うだるような炎天下の7月5日、風変わりな一枚のシングルレコードが発売された。
あさま山荘事件が起こり、パンダが初来日したこの年は、確かに日本の転換期だった
中学時代から自分の曲を作り始めた天才少女。そんな彼女の歌手としての船出は、決して順風満帆ではなかった。誰もが鮮烈な記憶を残す激動の昭和47年、ユーミンも深く悩み、必死に生きていた。
届くころには
ここにいないかも
しれない
うだるような炎天下の7月5日、風変わりな一枚のシングルレコードが発売された。
あさま山荘事件が起こり、パンダが初来日したこの年は、確かに日本の転換期だった
中学時代から自分の曲を作り始めた天才少女。そんな彼女の歌手としての船出は、決して順風満帆ではなかった。誰もが鮮烈な記憶を残す激動の昭和47年、ユーミンも深く悩み、必死に生きていた。
思い出すと涙が出るから
1972年7月5日、東京で最高気温31.7℃を記録した夏の水曜日、荒井由実(現・松任谷由実)のデビュー曲『返事はいらない』のシングルLPが発売された。
ちょうどこの日は田中角栄が自民党総裁選で福田赳夫を破った当日だった。新たな国のリーダーが生まれる、そんなニュースが日本中を駆け巡る中で、歌手・ユーミンも誕生した。
ちょうどこの日は田中角栄が自民党総裁選で福田赳夫を破った当日だった。新たな国のリーダーが生まれる、そんなニュースが日本中を駆け巡る中で、歌手・ユーミンも誕生した。
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