[完全保存版]老親をきれいに見送る方法

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必ず来るそのときに、うろたえないために

言わんこっちゃない。
ぜんぶ子どもが
やることになるんだから

この世を去る支度を、親が自分で済ませているはずだと期待してはいけない。あなた自身がいずれ困らないように、そして老親が心地よく旅立てるように、今のうちやっておくべき準備と心構え。

【Ⅰ】
「在宅ひとり親」の死後、こんなに見苦しい
「手続き」をするハメになるなんて

400万円の税負担

 母親が亡くなってから1週間後、都内在住の中塚林太郎さん(75歳・仮名)は実家のリビングの一角から異臭がすることに気づいた。ずっと気づかなかったが、ソファの下に弁当がスーパーの袋に入ったまま放置され、腐っていたのだ。

「父を亡くしてから7年以上、母はひとりで自立して暮らしてきました。しかしそれだけに、私には母がどんな生活をしていたのかも分かりません。当然、印鑑や年金手帳がどこにしまわれているかも知らず、手続きに苦労したのです」



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