世界を変えたいと思った日々

[ptitle]
いま振り返る「全共闘運動」「学生運動」

――僕はいま、小さな幸せを生きている

差別をなくし、貧困をなくし、
権力を打倒するために、
正義に燃えた青春の日々は
いったい何だったのだろうか

大学解体を叫んだ世代もいまや、立派な「後期高齢者」。長い人生の中で、いったいあの輝かしい日々はどういう意味を持つのか。1960年代の全共闘運動・学生運動を当事者たちが、総括する。

拍手喝采の中を入場

 コロナ禍で閑散とする東京大学本郷キャンパス。しかし、'68年11月22日、ここには全国各地の大学から2万人もの学生が集結していた。のちに「全共闘運動の原点であり、ピーク」とも語り継がれる「東大・日大闘争勝利全国学生総決起大会」が安田講堂前で開催されたのだ。



会員の方は