「トランプの時代」を嘆く前に

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21世紀はこういう時代なのだ

なぜ良識派は負けてしまうのか

4年間、「やりたい放題」を尽くした男がまさかここまで善戦すると、いったい誰が予想していただろうか。ルールを無視し、しきたりを破壊する。そういう人間が人々の期待を集める時代が来ているのだ。

合法的な「独裁」

「この4年間、トランプ大統領は選挙での勝利を最大限に利用して、独裁への道をひた走って来ました。それでも、これだけの票を集めている。トランプ氏の善戦は、アメリカ民主主義の弱体化を象徴するような出来事です」

 こう嘆くのは、『民主主義の死に方』の著者で米ハーバード大学教授のスティーブン・レビツキー氏だ。



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