[大特集]「残り10年間」の生き方、過ごし方、楽しみ方

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迫り来る死と付き合い、日々を大切に生きるには

10年後には、この世からいなくなる――。そう悟ったとき、人はどう余生を過ごすのだろうか。一人ひとりの人生観が色濃く浮き上がってくるはずだ。いまからできることは何か、本気で考えてみたい。

【1】
コロナ禍で悟った
大切なのは「残り」を濃密に生きること

死への「着陸準備」

 男性は81.41歳、女性は87.45歳。

 7月31日、厚生労働省が発表した日本人の平均寿命だ。医療の進歩のおかげか、8年連続のプラスだという。



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