志村けんが最後に欲しかったもの

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特別企画

涙なしには読めない
60年来の友人が初めて明かす

50年近くもの間、子供から大人まで全国民を笑わせてきた志村けん。生涯独身を貫いた男は、人の温もりを求めて続けていた。毎年、志村と正月を共にしてきた一番の友人だけに見せた、知られざる素顔があった。

私の妻の手料理を喜んだ

「私とは幼馴染みの同級生という間柄なので、世間で知られた芸能人としての志村けんではなく、『シムラ』であり(本名の)『康徳』なんです。それは60年近くたったいまも変わりません。

 シムラは忙しいから、正月にしか東村山には帰ってきませんでした。お互い連絡を取るわけではなく、どちらかの家で一緒に酒を飲むんです。



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