会う食べる飲む、また楽しからずや 第四百九回 神田伯山さんの巻

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二ツ目でやってきたことが
すべて出るのが寄席のトリ。
真打ちになって急に
うまくなるわけではなく、
日々の積み重ねしかない

○月×日

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絵/市川興一
「冷しきつね」
玉落としに
餅をトッピングするのが好き
肩肘張らない雰囲気もいい
 二ツ目時代の名前・松之丞を改め、伯山という講談界にとって大きな名跡を襲名し、真打ちに昇進する披露興行が新宿末廣亭で始まった。有り難いことに、当日券を求めて、寒いなか夜通しで並んで下さるお客さんが多い。初日は準備のため、朝6時半に会場入りして、午後5時に幕を開ける。



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