春3月、別れの歌を唄おう

[ptitle]
特別企画

松任谷由実『卒業写真』 山口百恵『いい日旅立ち』
柏原芳恵『春なのに』 尾崎豊『卒業』
そして『仰げば尊し』……

この季節になると、ふと思い出す。思い焦がれた恋人の懐かしい顔に、親友の優しい笑い声。そして忘れられない恩師の言葉。3月は別れのとき。大切なあの歌を口ずさめば、淡い青春の日々が蘇る。

忘れられない失恋の記憶

〈春なのにお別れですか 春なのに涙がこぼれます 春なのに 春なのに ため息またひとつ〉

 巡りめぐる時間の中で、今年もまたやってきた。春3月、別れの季節だ。

 '83年に柏原芳恵が歌った『春なのに』を聴くと、そんな切ない記憶が蘇ってくる。



会員の方は