1番ショート・高橋慶彦が走りまくった広島カープの1979年

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シリーズ
あの日、あの時

176㎝と野球選手にしては小柄だった男は、足を武器にプロの世界を生き抜く覚悟を決める。そのスマートなルックスとは裏腹に、血の滲むような努力を重ね続けた末に、ついに開花のときを迎える。

赤ヘル打線、最後のピース

「俺だけじゃなしにね、福本豊(阪急)さんもそうだと思うんだけど、盗塁っていうのは、相手ベンチが『走るぞ、走るぞ』と警戒しているタイミングで決めてこそ、活きてくる。自分が走りやすいカウントで好き勝手に走っても、あんまり意味がない。ずっとそう思いながら走っていたな」



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