[大特集]21世紀の公害を考える

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異常気象とパンデミックには理由がある
人類はとんでもないところに行き着いたのかもしれない

「30年に一度の大雨」。こんな表現を毎年目にするほど、異常気象が頻発するようになった。新たな感染症も世界で拡大を続け、メディアを騒がせている。滅亡か、存続か、人類は岐路に立たされている。

【1】
新型コロナ、
米国のインフルエンザ大流行も
人間が作り出した

「公害」の定義が変わった

「部屋には窓がないため、外の様子がわかりません。8畳ほどの広さには、ベッドとNHKのBS1しか映らないテレビ、それと小さな冷蔵庫が置かれているだけ。外出も制限されており、決められた時間以外は廊下にすら出られないんです」

 古川弘子さん(69歳・仮名)は、この不自由な生活を10日間以上も強いられていると、震えた声で話す。



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