日産副COOから日本電産へ サラリーマンのプライドを考える

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よりによって、こんな時に

大本命の社長候補が一転、
年下の社長の下で働くことになって

3人の経営トップ「トロイカ体制」で日産を救う……はずだったのが、会見からわずか3週間でその一角が崩れた。なぜこの時期に、「ナンバー3」の人物は日産を去ることになったのだろうか。

「5歳年下」に敗れた

 グループ全体での従業員数は14万人。その頂点に手がかかりながら、チャンスを逃してしまった男がいる。

 関潤(じゅん)・58歳。防衛大出身で腕立て伏せが趣味。ゴルフは300ヤード飛ばす「日産イチのタフガイ」は、'86年に日産に入社後、とんとん拍子で出世を重ねた。2012年に執行役員、'14年に専務に就任し、社内の構造改革の推進を担当していた。



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