台風被害の武蔵小杉 高層マンション住人の悲劇は続く

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他人事ではありません

修繕は延期、地下駐車場はいまだ使用禁止
保険ではまったくカバーできない

一夜にして水浸しになった武蔵小杉のタワマンは、3ヵ月が経った今も完全復旧していない。まだ表面化していない問題も山積している。災害大国日本で、同じ悲劇があなたの家を襲っても不思議ではない。

仮駐車場まで徒歩40分

「電気や水道はすでに復旧しています。でも、すべてが元どおりになったわけではありません。背伸びして買ったマンションだから、別のところに引っ越す貯金も今のところないし、ひとまず住み続けるしかないですよね」

 こう語るのは、川崎市中原区・武蔵小杉駅前の「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」(以下、パークシティ武蔵小杉)に住む60代男性だ。



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