[ドキュメント]警視庁捜査一課 逃亡カルロス・ゴーンの足取りを追え!

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正月休み返上で、国の威信を懸けた大捜査が行われていた

世間の気が緩んでいる年末を狙って、まんまと日本から脱出したカルロス・ゴーン被告。なぜそんなことが可能だったのか。警視庁の全力を挙げた捜査で、巧妙な逃亡劇の全容が明らかになった。

突然の招集命令

 東京・麻布のヴィンテージマンションの管理人、大木武さん(仮名)のところに大柄な2人の男が訪ねてきたのは1月3日のことだった。

「2人は、すぐ近くにある麻布警察署の署員だと名乗り、防犯カメラのデータの提供を依頼してきました。このマンションの前の通りが、カルロス・ゴーンさんの逃亡経路になっていたというのです」(大木さん)



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