この冬、全国各地で起きている「海の異変」

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消えたサンマにスルメイカ
厳冬の新潟沖にはサンゴが出現……

何を意味するのか

四方を海に囲まれた日本列島で、私たちは豊かな海の恵みを享受してきた。しかしその海は今、大量死や外来種の侵入などで危機に瀕している。続々と起こる異変は凄惨な異常気象の前兆なのか。

「地獄絵図です」

「富山湾では、時々リュウグウノツカイという胴長の深海魚が打ち上げられますが、今年はちょっと異常です。去年まで多くて4体の発見ペースで、見つからない年もあった。それが今年は、すでに13体も打ち上げられています」

 こう語るのは、魚津水族館の館長を務める稲村修氏だ。



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