会う食べる飲む、また楽しからずや 第三百九十四回 渡貫淳子さんの巻

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高級食材を使った料理だけが、
心を満たすわけではない。
1年4ヵ月、
南極で料理を作り続けたからこそ、
食が人を結びつけると感じる

○月×日

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絵/市川興一
「ナポリタン」
濃厚でしっとりとした
昔ながらの愛すべきナポリタン
シンプルながら味わい深い
 朝5時に起床し、時計がわりにテレビをつけて、朝食作り。いまは、調理隊員として南極地域観測隊に参加した経験を伝える仕事をする一方で、食品メーカーで商品開発にも携わっています。出勤日は試食の機会が多いので、朝食は家族の分だけを用意して、自分は控えます。



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