知らないうちに「名義変更」されて自宅を失うことになった高齢妻の実例

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7月1日から相続は
「早いもん勝ち」に変わっていた
第4弾

失ったのがおカネであれば、「自分の不手際でもらえる遺産が減った」とあきらめもつく。だが、自宅はそうではない。愛着ある「終の棲家」を、あっという間に奪われる、その一部始終を見ていこう。

知らない男が訪ねてきて…

「山口さんはいますか? 山口さん?」

 スーツ姿の男が何度もインターホンを鳴らし、人目もはばからずに大声で自分の名前を叫んでいる。この男はつい2日前にも、さらにその3日前も自宅を訪ねてきた。



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