7月1日から相続は「早いもん勝ち」に変わっていた

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夏の合併号 巻頭スクープ

法務省も困惑

相続法改正の最大の「抜け穴」を本誌が見つけた

土地も貯金も保険も、他の親族の同意がなくても、先に手続きさえしてしまえば、あなたのものに。実はそんな「抜け穴」が今回の法改正で生まれた。この問題をずっと取材してきた本誌だから気付いた「悪魔の相続術」、具体的にどうやればいいのかを紹介する

専門家も新ルールに大混乱

「やはり、気づいてしまいましたか。たしかに、今回の法改正には、大きな問題があります。これまでのように、きちんとした遺言書を書いておき、四十九日を過ぎてからゆっくり実家の名義変更をするという相続の常識が通用しなくなってしまいました。

 専門家たちの間でも、この話題で持ち切りです。遺言執行を行っている信託銀行の中には、これまで通りのサービスを継続できるか検討に入ったところもあると聞きます」



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