『図説17都県 放射能測定マップ』が教える[最新版]あなたの町のセシウム汚染度

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4000人のボランティアが生んだ執念の書が異例のヒット

千葉の流山や柏、東京23区内にも、
まだ近づかないほうがいい場所がこれだけある

自分が暮らす町に、どれほど放射性物質が残っているか。そんな切実な疑問に突き動かされて、活動し続ける人たちがいる。その努力の結晶であるデータをもとに、東日本の汚染の実情を明らかにする。

国の調査では不十分

「都内も含めて鎌ケ谷市の近隣10市区で、100ヵ所以上の地点の土壌を採取しました。子供を守りたい。その思いが最大の原動力でした」

 そう話すのは千葉県鎌ケ谷市在住の会社員・山田明夫さん(仮名・30代)だ。山田さんは、「みんなのデータサイト」という団体に協力するボランティアの一人で、土壌に蓄積している放射性セシウムの量を測定するため、土日を使って、各地の土を採取している。



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