警視庁SSBC部隊の最新捜査技術

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「アポ電強殺犯」あっという間の逮捕

足ではなく頭を使え!

いたるところにある監視カメラと
膨大な犯罪データベースの威力
どこに逃げても必ず見つかる

3人の悪党たちの手によって、なんの罪もない80代の女性が殺害された。現場に急行したのは警視庁の専門部隊「SSBC」。犯人たちを瞬く間に追い詰めた、彼らの頭脳捜査の内幕を紹介しよう。

大柄な二人組の男が来た

 東京・東陽町のファミリー向けマンションの管理人、木下伸二さん(仮名)のところに大柄な二人の男がやって来たのは、3月1日のことだった。手には、警察手帳と「深川警察署長」の印鑑が押された「捜査関係事項照会書」という名の書類。そこには、マンション名と住所の後に、刑事訴訟法に基づき、「管理組合が管理する防犯カメラ画像の閲覧、抽出の協力」を求める旨が記載されていた。



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