大人気番組『ポツンと一軒家』の幸せを考えてみた

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『イッテQ』を抜いて、
ついに視聴率ナンバーワン

妻を都会に残し5000坪の敷地でひとり暮らし、
生まれてからずっと岐阜の山中で暮らす老夫婦。
確かにこんな暮らしも悪くない

人里離れた場所に、なぜかある一軒家を調査する番組が話題を呼んでいる。そんな生活に、一度は憧れる人もいるだろう。実際に住んでいる彼らは幸せなのだろうか。じっくりと話を聞かせてもらった。

家まで車が通れない

「東京にいた頃と比べて、人間関係に悩まされることもない。いまはのんびり過ごせています」

 そう話すのは、埼玉県飯能市の山奥で妻と暮らす嶋田豊さん(82歳)。高校を卒業後、警視庁第一機動隊の一員として働くも、毎日のように学生運動のデモ隊と対峙する生活に疲れていた。そこで、26歳のときに静かな場所で暮らしたいと、妻の実家への婿入りを決意。半世紀以上、周囲1㎞以内に民家がまったくない家に住み続けている。



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