[短期集中連載第4回]伝説の銀行支店長たち

[ptitle]
この仕事、一度やったらやめられない

みずほ銀行 飛田俊樹(東京大田区・久が原支店長)
若手をやる気にさせる「立て直し屋」

マイペースでガムシャラに働くことを嫌うイマドキの銀行員。だが、そんな上昇志向のない若者たちをその気にさせ、ときに涙を流させる名物支店長がいる。新時代を象徴するマネジメント術とは?

浪川攻(経済ジャーナリスト)

3ヵ月で雰囲気が変わる

 銀行はいま、変化の時代の真っただ中にある。経営環境の激変だけではない。様々な面で過去にない状況が訪れている。

 従来の尺度に当てはまらない発想を持つ若者たちが続々と入社してきていることもその一つ。世代間ギャップに戸惑い、空回りする支店長も少なくない。逆に銀行の古臭い管理手法になじめずに退職する行員もいる。



会員の方は