1969年、ニッポンの青春に逢いに行こう

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初春躍進号

いまからちょうど50年前、
この国は大きく
変わろうとしていた

学生運動が終焉を迎え、日本経済は世界2位に躍進。貧しさから豊かさへ――敗戦の記憶と訣別し、リアルな時代が始まろうとしていた。あの時代、あなたはどこで何をしていたのだろう

羽仁五郎『都市の論理』から
庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』へ
僕らは何を失い、何を手にしたのか

給料はどんどん上がった

「いまから振り返ってみると、1969年はまさに、日本という国の変化の境目だったような気がします。組合運動や学生運動で一時は荒れ果てたけれど、経済成長でみんなが豊かになりだしてだんだんモノが売れるようになると、運動への関心を失っていった。翌年には、物質社会の象徴とも言える大阪万博の開催も控えていたわけで、大きな変化が胎動していた時期でした」



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