[短期集中連載第3回]伝説の銀行支店長たち

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この仕事、一度やったらやめられない

三菱UFJ銀行 正岡秀臣(新宿新都心兼西新宿支店長)
新米支店長は自転車にまたがって

天下の三菱、まして大店の支店長といえば、黒塗りのハイヤーでふんぞり返っている――そう考える人も多かろう。だが、この人は違う。酷暑も木枯らしもものともせず、今日もペダルをこぎ続ける。

浪川攻(経済ジャーナリスト)

一日で30㎞走った日も

 顧客から絶大な信頼を得て、部下たちを育て上げる――銀行員にとって、支店長はあこがれのポストである。ましてや、百戦錬磨の辣腕(らつわん)支店長ともなれば、雲の上の人。



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