[医療大特集]第2部 大激論 女性医師を増やすのは国民にとって幸せか

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いま本音で語らないと大変なことになる

東京医大の不正入試事件が、他大学にも飛び火しそうな様相だ。たしかに医学部の男子合格率は高い。そこには「女性差別」という言葉だけでは片付けられない、日本の医療の大問題が横たわっている。

【1】
命にかかわる、新聞がなんと言おうと
女性医師の手術はいやだ

大門未知子は存在しない

〈『週刊現代』の記事は明らかな女性差別、いや女性蔑視だ〉

 インターネット上ではちらほらそんな意見が散見される。

 本誌が9月1日号から3号連続で、東京医科大学の不正入試事件を受け、「男女平等」の入学試験によって医学部の女子合格者が増えると、その分、女医が増加し、結果、外科医のなり手がいなくなるという問題を議論してきたからだろう。



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