【ニッポンは新・階級社会になった!】第1部 高卒ヤンキーの「幸せ」と海外移住するエリートの「不幸」

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週現スペシャルぶちぬき11ページ大特集

あなたの常識がひっくり返る

ますます富めるエリートと、ほどほどの生活に満足感を覚えるヤンキー。決して越えることのできない「価値観の壁」が、この国を分断しつつある。

金持ちや高学歴の人が幸せなわけじゃない

「取り残される」のが怖い

 3月だというのに、常夏の国シンガポールでは燦々(さんさん)と陽光が降り注いでいる。中島俊二さん(45歳/仮名)は、中庭のプールではしゃぐ子供たちの声を耳にしながら、ノートパソコンに向かって株価をチェックしていた。

「この国では、ほとんどの集合住宅にプールがついています。子供を自由に遊ばせていても、メイドが見ていてくれるから安心できます。たいていの物件には女中部屋があって、フィリピンやミャンマーから出稼ぎに来るメイドを雇う人が大半ですよ」


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