ベテラン在宅医が「憧れた最期」「嫌だなと思った最期」/「上手に死ぬ」のは難しい

[ptitle]
毎年100人を看取りつづけて辿り着いた結論

自然に枯れるように

 病院での入院をやめ、自宅に戻ることで症状が楽になる患者さんも数多くいらっしゃいます。

 世田谷区在住の80代の方で老老介護の例がありました。お父様ががんでしたが、病院嫌いで自宅に戻った。ただ、奥様には若干の認知症があって、同じく80代。二人きりでの生活に奥様は当初、大きな不安を感じていました。しかし、娘さんが支えつつ、一緒に看ていくことで次第に奥様も落ち着いてこられた。



会員の方は