[集中連載]激変! 2028年のニッポン 最終回「人間『不要』社会の風景」

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われわれの暮らしはここまで変わる

仕事はAI任せ、クルマは自動運転。やることがないのに寿命は延びる

本連載では、進化するテクノロジーやその一方で深刻化する社会問題が、人々の生活をどう変えるかを取り上げてきた。それらは複合的に、人間にとって「幸せ」とはなにかをわれわれに問うてくる。

AIに従えばうまくいく

「9時20分になりました。○●さん、おはようございます」

 ベッドの脇に置いてあるスピーカーから流れる女性の声で目を覚ます。これはAI(人工知能)を搭載した高性能スピーカーで、目覚ましだけでなく部屋のあらゆるインフラを管理するターミナルになっている。起床とともに、ネットワークで連携されている部屋の照明が自動でつき、カーテンも開くようになっているのだ。



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