「鳥取連続不審死事件」死刑囚・上田美由紀から届いた手紙

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週現ノンフィクション
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法廷では黙秘を貫いたまま、代理人弁護士が一貫して無罪を主張した。周囲の男性が次々と不審死したとして、世間を騒がせた彼女は獄中で何を考えて日々を過ごしているのか。本誌だけに心境を明かした。

本誌記者 大脇克浩

「時間がもう少し欲しい」

 アクリル板の向こう側に、静かに腰を降ろした身長146㎝の小柄な女性は、「私は、世間で思われているような強い女ではないので……」と前置きした後、数秒の沈黙の末、心中をこう吐露した。

「無の状態というか、判決日が思ったより早かったので、パニックになりました。正直、自分の気持ちをどう表現したらいいのか分からないんです」



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