トップドクター二人が語り合う 真夏が怖い誤嚥性肺炎「正しい治療法と予防法」

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そもそも耳鼻咽喉科と口腔外科、どちらを受診すればいいのか?

最近むせやすくなったけど、医者に相談するほどでもないか――その考えが、誤嚥性肺炎を進行させる。年間10万人以上が死ぬ身近で恐ろしいこの病気の正体を、二人のトップドクターが語り尽くす。

西山耕一郎(西山耳鼻咽喉科医院理事長)×植田耕一郎(日本大学歯学部教授)

西山:昨今、高齢化が進み、肺炎を起こして亡くなる患者さんが増えていますが、そのほとんどが、食べ物や唾液、胃の内容物を誤って気管に入れてしまう「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」を伴っています。

 特に夏場「高齢者は水分を補給しなさい」とよく言われますが、液体はのどを通るスピードが速く、もっとも誤嚥しやすいので注意が必要です。高齢の方で「最近よくむせる」という人は誤嚥性肺炎を疑ってください。



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