小林麻央も無念を綴った 「実例報告 医者はこうしてガンを見落とす」

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元プロボクサー竹原慎二ほか、体験者が語る

「検査はしなくてもいいですか?」と問うと、「大丈夫です」と答える医師。しかし、がんは確実に患者の体を蝕んでいた――。そんな、悔やんでも悔やみきれない「がんの見落とし」を、経験者たちが振り返る。

「心配いらないですよ」

 乳がんで亡くなった小林麻央さんは、生前、ブログにこんな言葉を残している。

〈私も後悔していること、あります(中略)あのとき、/もうひとつ病院に行けばよかった/あのとき、/信じなければよかった〉('16年9月4日付)

 その言葉からは、病院や治療の選び方についての後悔が滲む。とりわけ彼女は、がん告知までの医師、病院の選択を深く悔いていた。なぜなら、その過程で医師が、がんを見落とした可能性があるからだ。



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