[二宮清純レポート]辻発彦 埼玉西武ライオンズ監督 「球際の強さ」は執念が決める

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西武黄金時代の「いぶし銀セカンド」

「常勝軍団」と呼ばれた西武が、昨季まで3年連続のBクラス。球団創設期以来の屈辱にチームの建て直しを託されたのは、かつて8度のゴールデングラブ賞に輝いた「最強の守備職人」だった。

不意に巡ってきたチャンス

 リーグ優勝5回、日本一3回の名将・野村克也が講演で好んで使うフレーズがある。

「男で生まれてきて、なってみたいものは三つある。オーケストラの指揮者と連合艦隊の司令長官、そしてプロ野球(NPB)の監督だ」



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