[大型連載]裁判官よ、あなたに人が裁けるか 第3回 出世にしか関心がない 「ヒラメ裁判官」はこうして量産される 岩瀬達哉

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大反響

裁判官たちの「人事評定」を本邦初公開

「裁判官は優秀で、孤高を貫く人間の集まり」と思っている人が多いが、それは現実とは違う。「上からの評価」を気にして、人事に翻弄されるという点では、サラリーマンと何ら変わらないのである。

転勤を断ると出世できない

「憲法記念日を迎えるに当たって」、第18代最高裁長官の寺田逸郎は、「『法の支配』を実現することを不変の使命とする」と説いた。しかし皮肉なことに、裁判官の人事制度ほど、「法の支配」から遠ざけられたものはない。



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