NHK「水野さん」が語る[水野倫之・解説委員]いま福島で起きていること

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水野倫之・解説委員
あれから6年、人々は忘れていく。だからこそ伝えたい

「非常に危険な状況です。一刻も早く燃料棒を冷やすことです」――6年前のあの日、水野さんの切実な声を聞いた視聴者は、「この人は信用できる」と思った。水野さんはいまも福島に通い続けている。

問題は何も終わっていない

 震災から6年が経ち、福島への関心は日々、薄らいでいるように思えます。月日が経ったのですから、いたしかたない面もありますが、実際には原発の廃炉にしろ、復興の問題にしろ、まだ、何も終わっていませんし、解決していません。廃炉作業は困難の連続で、今も8万人の方々が避難生活を余儀なくされています。問題は山積しているのです。それなのに大きな変化がないとなかなか注目されない。



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