アスクル「倉庫大火災」他人事ではない 1回の火事で会社が潰れる恐怖

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どの会社でも起こりうる

202億円かけた「一大拠点」とすべての商品が焼け落ち、周辺住民や遅配の補償も合わせると被害総額は500億円を超える

PCやスマホで簡単に買い物ができるネット通販。注文から配送まで複雑な配送網で結ばれているが、倉庫という拠点が死ぬと、すべての流れが止まる。急成長を続ける通販企業を襲った悪夢。

100回爆発した

 将来の収穫を見越して蒔いた種が、ようやく芽吹いたところで根こそぎ摘み取られた――。今回の倉庫大火災で、オフィス用品の通販最大手、アスクルが危機的な状況に直面している。事実、同社は被害の全貌を把握しきれておらず、3月16日に予定していた'17年5月期第3四半期決算の発表を延期した。



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