小池百合子 もう豊洲移転は無理! で、どうするの?

[ptitle]
「毒地下水」は浄化できない

●作っちゃった施設はどうするのか
●業者への賠償金はどうするのか
●築地をこのまま使ってもいいのか
●豊洲の土地はこれから何に使うのか

ベンゼンにヒ素……新鮮な魚を扱う場に、およそ似つかわしくない有害物質の名前が次々に飛び出した。これではもう胸を張って「世界一の魚市場」と言えない。今からでも、引き返すことはできるのか。

白紙撤回は「想定内」

 ゆりかもめ「市場前駅」は無人駅である。まだ新しい高架の遊歩道からは、白く巨大な豊洲市場の建物が一望できる。

 平日の昼間でも、警備員以外の人影はほとんどない。時折、だだっ広い道路をトラックが走りすぎてゆくだけ。まるで東京湾岸に突如、映画のセットが現れたかのようだ。

 その地下に、消しようのない汚染があることが明るみに出た。



会員の方は