[特別企画]関東とはちょっとスケールが違う「関西の大金持ち」はこんなにおもろいで

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「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんなぁ」。関西では挨拶代わりのやりとりだ。「なんぼ儲けてますの?」。資産家に率直に聞くと、スケールが大きくて、おもろい話が次々と飛び出した!

●「神武天皇以来」の奈良の名家
●京都冷泉家 ケタ違いのプライドと財産
●北新地の飲み代が月に1000万円
●グッチ創業家と「おともだち」の女社長
●神戸・東灘区のポーカー長者ほか

先祖が織田信長と戦をした

 かつての大和国、奈良県には神代(かみよ)の昔から今も連綿と続く名家がある。それが橿原(かしはら)市今井町にある今西家だ。当主の今西啓仁氏(57歳)が語る。

「神武天皇が大和東征を行ったときにこの地を統治していたのが磯城彦(シキヒコ)でした。神武天皇は降伏を促しますが、兄磯城(エシキ)は立ち向かい、逆に弟磯城(オトシキ)は降伏することを提案します。結局、兄磯城は神武天皇に滅ぼされましたが、弟磯城は服従したため、その家系が残った。それが現在の今西家につながっているのです。弟磯城から数えれば、100代以上になります。出雲大社の千家(国麿)さんが85代なので、それよりも古い(笑)」


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