「口に出せない」ニッポンの悩み 100年生きるのは幸せか ①長寿はめでたいが支える家族はこんなに大変
社会 | 2017.01.05 |
新年号特別企画
「オーバー100歳」が2020年に10万人を超え、2030年には30万人に
●自分の足で歩けるのは5人に一人
●カネが尽きた高齢者が集まる場所
●一人当たり年間300万円を税金から捻出
●8割の人が認知症に
●死にたくても死ねない人たち
門松は冥途の旅の一里塚、めでたくもありめでたくもなし――一休の歌ではないが、現在の日本は長生きを素直に寿げない奇妙な社会になった。人生100年が珍しくない時代の「幸福論」。
「オーバー100歳」が2020年に10万人を超え、2030年には30万人に
●自分の足で歩けるのは5人に一人
●カネが尽きた高齢者が集まる場所
●一人当たり年間300万円を税金から捻出
●8割の人が認知症に
●死にたくても死ねない人たち
門松は冥途の旅の一里塚、めでたくもありめでたくもなし――一休の歌ではないが、現在の日本は長生きを素直に寿げない奇妙な社会になった。人生100年が珍しくない時代の「幸福論」。
百歳の数は町田市の人口並みに
「今年101歳になる夫の叔母が、私の家から30分くらいのところに一人暮らしをしています。平日はデイサービスがあるのですが、土日はないので介護に行くことになる。ヘルパーさんも頼んでいますが、時間の制限があって40分くらいしか滞在してくれません。これではろくに掃除もしてもらえない。夫も私も仕事があるので、介護疲れでもう限界です」
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