二宮清純レポート 特別版 有原航平「手負いのエース」が覚醒するとき

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日本ハムファイターズ投手

周囲の心配を物ともせず、肘の古傷を見事に克服した本格派右腕は、2年目にしてチームの勝ち頭に上り詰めた。夏場の不振も乗り越え、日本一への準備は整った。

大谷翔平の陰で

 最大11.5ゲーム差からの逆転優勝は、なるほど「メークドラマ・北の国から」と呼ぶにふさわしい。

 北海道日本ハムを4年ぶりのリーグ優勝に導いたのは二刀流・大谷翔平だ。優勝を決めた9月28日、敵地での埼玉西武戦では異次元のピッチングで15奪三振、1安打完封という離れ業を演じた。



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