新橋「資産家女性失踪事件」を追え

[ptitle]
「マッカーサー道路」敷設で土地が爆騰するさなか、60歳の地主女性が忽然と姿を消した

今年3月、ひとりの資産家女性が、突然失踪した。女性が持っていた土地では、複数の業者が絡む不審な取り引きが行われている。その背後には、裏社会に生息する人間たちの影もちらつく――。

土地の資産は約15億円

 東京・虎ノ門から新橋に至る約1.4㎞の道路(環状2号線の一部)は「マッカーサー道路」として知られている。'46年に計画が決定された後、約70年の長い時間をかけて用地を買収し、'14年にようやく開通した。同じ時期に、森ビルが超高層ビル「虎ノ門ヒルズ」を開発し、周辺地域はにぎわいを見せている。



会員の方は