25年ぶりリーグ制覇へ 赤ヘル「新・黄金時代」がやって来た

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キクマルコンビに「いぶし銀」田中広輔と「神がかり」鈴木誠也
現役コーチたちが明かす最強打線の秘密

梅雨に入っても、カープ打線が湿らない。交流戦では4年目の鈴木誠也がブレイクし、起死回生の3連発は強烈な印象を残した。しかし、打線好調の本当の理由は、一発に頼らない「束」の力だった。

無駄なアウトを減らせ

「オ〜イ!」

 腹の底からのヤジが、広島・マツダスタジアムに隣接する室内練習場に響き渡る。実戦練習でバントを失敗した選手を叱咤する意味で叫んだのは丸佳浩(27歳)だ。広島好調の理由を、丸が本誌にこう明かす。



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