いま気になる名脇役たち 聞くも涙の「下積み時代」新井浩文・ピエール瀧・吉田鋼太郎ほか

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テレビを面白くする「いぶし銀」

二枚目で華があるわけではない。むしろ無骨である。でも時に主役を喰うほどの輝きを見せる脇役がいる。なぜ彼らはこんなにも魅力的で人間臭いのか。その答えは下積み時代にあった。

「お前に俳優は無理だ」

「ただ有名になりたいという気持ちだけで青森から東京に出てきたんです。俳優になったのは、ある屋台で映画プロデューサーの荒戸(源次郎)さんに偶然出会ったのがきっかけですね。荒戸さんがいなかったらウチは多分このポジションにいないと思います。映画の親。父親です」


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