「耐性菌」急増中 いま医学界の大問題に あなたの体にはクスリが効きません!

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20世紀に発明されて以来、人類を感染症から守ってきた抗生物質。だがその濫用の結果、クスリが効かない「耐性菌」が続々と発生――「悪夢の細菌」と呼ばれる新しい脅威が私たちに迫っている。

大変だ! 60すぎたら、治る病気も治らなくなる

院内感染で爆発的に広がる

「その患者さんは治療が長期化していて、免疫力も弱まっていたのでしょう。心臓手術の後、人工弁に耐性菌が増殖してしまった。隔離病棟に移して必死に治療しましたが、残念ながら亡くなりました。手術自体はうまくいったと思っていただけに、ショックは大きかったですね」

 こう語るのは関西の大学病院に勤める心臓外科医だ。



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