平壌で行われた極秘会談「金正恩が私に話したこと、すべて明かす」藤本健二(元金正日専属料理人)

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独占スクープインタビュー 一部始終

個人が組織に勝つ時代になってきた。アメリカではトランプが国を変え、日本では藤本健二が日朝の扉を開ける。「金正恩の唯一の友人」が安倍総理の親書を携え、拉致問題を解決する日は来るのか。

金正恩自ら迎えに来た

 忘れもしない、4月1日のエイプリルフールの夜10時26分のことです。箱根のホテルで調理師のアルバイトをしていた私のところに、北京のM氏(在日朝鮮人)から電話が入り、「太陽節(4月15日の金日成(キムイルソン)誕生日)に平壌(ピョンヤン)に招待したいから11日までに北京に来てほしい」と言われました。

 前回'12年7月に訪朝した時も、M氏からのメッセージで金正恩(キムジョンウン)最高司令官(第一書記)の招待を受けたので、私は急いでパスポートを取得して、北京へ飛びました。そして4月12日午後2時過ぎ、平壌順安(スナン)空港に降り立ったのです。



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