宇能鴻一郎「官能小説」傑作選 第四十五回〈社命不倫(上)〉
小説 | 2016.02.15 |
今回掲載した「社命不倫」は、1994年に刊行された『社内妻日記』に収められた一編。『社内妻日記』は、2年目の新人から人妻社員まで様々なOLが、男性とイヤラシイ経験をしてしまう様子が赤裸々に綴られている。
あたし、ある相互銀行頭取の社内妻兼任の秘書なんだけど。
夫ある身なんだけど、お互い干渉しないことにしてるから、その点では問題ないんだけど。
頭取、さいきん、政治づいちゃって、財界活動と称して、あちこちの政治家に近づいては、やたらに寄付をするんです。
夫ある身なんだけど、お互い干渉しないことにしてるから、その点では問題ないんだけど。
頭取、さいきん、政治づいちゃって、財界活動と称して、あちこちの政治家に近づいては、やたらに寄付をするんです。
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