血税1兆円をドブに捨てた 元祖マイナンバー「住基ネット」

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国民に知らせないまま終了していた

カードの普及率は、わずか20人に1人。
大半の人が使い道さえ知らないまま、住基ネットがフェードアウトする。
ここで責任のありかを明らかにしておかなければ、
マイナンバーも同じ道をたどる。

何の役にも立たなかった

「私は'07年頃、総務省の住基ネット普及促進担当者に呼び出されたことがありました。一向に普及しない住基ネットについて、批判的な記事を書いたからです。

 そこで先方が『頭ごなしに批判するのはどうかと思う』『住基ネットは国民の役に立つ』と言うので、『そんなにいい制度なら、当然あなたたちは全員、住基カードを持っているんでしょうね』と聞いたら、室長以下、その場にいた担当者が誰一人持っていなかった」



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