宇能鴻一郎「官能小説」傑作選 第三十七回〈クリスマス・パーティ(上)〉

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今回掲載した「クリスマス・パーティ」は、1978年に刊行された『食べられたいの』に収められた一編。『食べられたいの』は、都内の私立病院に勤めはじめたばかりの見習い巨乳看護婦(19歳)が、つい医師や患者に身体を許してしまう様子が日記形式で描かれている。
 病院で、クリスマス・パーティがあったんです。

 待合室にも、大きいクリスマス・ツリーを立てて。

 で、非番の看護婦やセンセイ、事務の人なんかが集まって、盛大にパーティをやった。

 あたし、当直だったけれど、白衣のまま、パーティに出た。



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