宇能鴻一郎「官能小説」傑作選 第三十四回〈ノート貸借セックス(下)〉

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今回掲載した「ノート貸借セックス」は、1992年に刊行された『人妻大学生』に収められた一編。33歳にして大学生となった人妻が、貸したノートを返してもらおうと同じクラブの男子学生の部屋を訪れる。しかし、その学生はおらず、同居人だという別の学生と話しているうちに気持ちが高まってしまい……。
 あたし、さらに少しずつ入れていって、

 ああ、とうとう根元まで、ズブッと入ってしまったんです。


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