2015ノーベル物理学賞・梶田隆章 独占インタビュー「地の底でトロッコに乗った下積みの日々」

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私はこうしてノーベル賞に到達した

「受賞するなんて思ってもいなかった」。そう遠慮がちに答えていたはずが、宇宙に関する話になると表情は一変。少年のように輝いた目で、30年以上にもおよぶ研究生活の日々を本誌に語った。

宇宙の成り立ちを知りたい

「ニュートリノは極小の素粒子の世界と極大の宇宙を結ぶ掛け橋」

 東京大学柏キャンパスにある宇宙線研究所の入り口に貼られた大きなポスターには、こう書かれている。その言葉の主は、今年10月にノーベル物理学賞受賞が決まった、梶田隆章教授だ。


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