独走第3弾 溝口敦氏が読み切る「山口組分裂」六代目山口組が画策した名門「竹中組」復活 新たな闘いが始まる

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「原点回帰」を強調するためか、六代目山口組は、志半ばで凶弾に斃(たお)れた「最後の極道」竹中正久・四代目組長が創設した名跡の復活を画策している。そこに立ちはだかったのが、竹中家の遺族だった。

堅気がヤクザを訴える

 六代目山口組は二代目柴田会・安東美樹会長(60歳)に二代目竹中組という名跡の復活を許し、すでに安東組長は正式に襲名のないまま、部分的に竹中組を名乗り始めていると伝えられる。

 だが、竹中組の使用には思わぬところから差し止めの動きが出た。四代目山口組・竹中正久組長や、その実弟である竹中組・竹中武組長、また同組・竹中正相談役(共に故人)の遺族が強く反対の意向を唱え始めたのだ。



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