宇能鴻一郎「官能小説」傑作選 第二十七回〈残業カップル(下)〉

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今回掲載した「残業カップル」は、1981年に刊行された『OL日記』に収められた一編。同じ課の中堅OLの佐藤君子と妻子持ちの中山一郎は、ある残業の日に、社長室で情事に及んでしまった。ところが部屋に設置されていた監視カメラによって、全て社長に見られており、それをネタに脅された二人は……。
「ウヒヒ……OLがパンティをぬぐのは、いつ見ても、色気のあるもんじゃのう。しかも、会社の中というところが、また、スリルがある」

 この社長、いったい何人のOLのパンティを、会社の中でぬがせたことがあるのかしら。

「つぎはどうしますか、社長」


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